アジア最大級の映画祭、第30回釜山国際映画祭が幕を開け、映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の監督とキャストが、華やかなレッドカーペットに登場しました。
約5000人の観客で埋め尽くされた釜山センタムシティに、西島秀俊、グイ・ルンメイ、ジュリアン・ワン、フィオナ・フー、そして真利子哲也監督がフォーマルなドレスとスーツに身を包んで姿を見せました。
5人は緊張した様子もなく、リラックスした笑顔で観客や報道陣に手を振りながら、レッドカーペットをゆっくりと歩み、その堂々とした姿で多くのフラッシュと声援に応えました。
レッドカーペットでは真利子監督自らスマホカメラで役者たちを撮影するなど、映画祭を楽しんでいる一幕が見られました。

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西島にとって、釜山国際映画祭は『CUT』(‘11)や、日韓合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(‘14)などで登壇、昨年は審査員として参加しており、なじみ深い映画祭となります。
「会場全体がとても盛り上がっていてびっくりです。たくさんの観客の方に迎えていただいて、とても感謝しています。」と語り、釜山映画祭と来場したファンへの感謝を述べました。
ルンメイは「(釜山国際映画祭は)尊敬する映画人が多く参加し、観客もとても情熱的な人ばかりです。盛大に暖かく迎えてくれました。」と熱気あふれる会場の様子に感動を覚えた様子。
西島のエスコートに対しては、「(西島さんは)本当に温かく優しい先輩です。ニューヨークから釜山まで共に歩いてこれたような気持ちでいます。」とコメントし、信頼と尊敬の深さを見せました。

釜山国際映画祭初参加となる真利子監督は「初めての海外プレミアとなるため、これからたくさんの人に作品を見てもらえるのが楽しみです。」とコメント。海外初上映となる本映画祭に緊張と興奮を見せました。
「実は最近けん玉に熱中している。」と初日舞台挨拶で明かした西島は、釜山にもけん玉を持参し、ルンメイにプレゼント。国を超えるそのけん玉愛とルンメイの驚いた様子に、役者やスタッフ含め周囲も笑いに包まれました。


現地からは、レッドカーペット上で撮影された写真の他、真利子監督が自ら撮影したキャストの写真も届いており、チームの一体感や和やかな雰囲気が伝わってきます。
この後、釜山国際映画祭では、舞台挨拶やQ&Aセッションも予定されており、現地の観客との直接の交流を通して、さらに作品の魅力が深まっていくことでしょう。
いよいよ公開を迎えた本作が、初めて海外の地で、どのような評価を受けるのか。
今後の展開にますます期待が高まります。